12 どう扱う?不健康な「守り」かた
- 大人の心育て
怒りは第二感情というお話の中で
「アクティングアウト」
ということに触れましたが
その「アクティングアウト」の中に
躁的防衛というものがあります。

これは、
気分が高揚して
ハイテンションな状態に保つことによって
直面したくない感情から自分を守るやり方です。
「アクティングアウト」のなかでも
特に不健康な心の守り方といえます。
躁的防衛は、躁鬱と言われるように
反動で極度の落ち込み、
自己嫌悪になってしまい。
依存症になりやすく、辞められなくなります。
このとき大切なのは
躁的防衛が良くないのではなく
・まず「守りが必要なんだな」「守っているんだな」
と自分も周囲としてもしっかり受け入れる。
・「守る必要があること」を理解することが大切です。
躁的防衛は
いきなりその守り方を辞めるのではなく
代替え的な他の守り方や新しい守り方を
どんどん取り込んで
バリエーションを増やすことが
抜け出すために有効なのす。
周りも本人も
守っていることを理解し、自覚できるところから
慌てずに積み重ねていくことだと思います。
特にご家族で悩まれることが多いかと思います
焦る気持ちもあるかと思いますが
「怒り」も悪者にせずに
自覚してこれも守っているんだなと理解して
自覚するところから
「怒り」に振り回されなくなっていきます。
そう、振り回されない状況になることが
とっても大切ですね
そこで、できることの一つに
不健康な守り方に依存しない状態
「守り」のバリエーションを
増やしていくことが有効です。
どんな守り方があるか
一緒に考えて行きましょう。
本当は大好きな家族
今の状態では噛み合わないかもしれません
自分のせいだと思っている方も
いるかも知れませんし
あの人が、変わってくれれば
と思っているかもしれません
それも今あなたに必要な心の「守り」なのです
心理学の家族療法では
「悪者はいない」と定義します。
視点を変えてみたとき
できることがある
を一緒に見つけていきましょう
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