【ストレス対策３『休む』】

こんにちは、心育て塾の心理カウンセラー、山下力人です。

今日は、ストレス対策として非常に重要な、休息の価値についてお話しします。私たちはしばしば、休むことの大切さを見落としがちですが、実は休息は心と体の健康にとって、最高の特効薬なのです。

　

私たち人間は、常に忙しく活動することに慣れてしまっているため、本当の意味で休むことが苦手です。ちょっとした空き時間にすぐスマホを手に取るなど、常に何かをしていなければ落ち着かないと感じる人も多いのではないでしょうか？

しかし、本当の休息とは、心も体もリラックスさせることであり、これがストレス管理には欠かせない要素なのです。

　

こうした休息の重要性は、多くの宗教においても認識されています。例えば、ユダヤ教の安息日（シャバット）では、金曜日の夕方から土曜日の夕方まで、労働や日常の雑務から離れて、祈りや家族との時間に専念します。この伝統は、心身の休息と再生を促す貴重な時間とされています。

　

同様に、キリスト教においても日曜日が休息の日とされており、信者たちはこの日を神との関係を深め、心身を休める日として過ごします。これらの宗教的な休息日は、私たちがどれだけ休息を必要としているかを示しています。休息は、私たちの生活のリズムを整え、ストレスを軽減するために不可欠なのです。

　

日々の生活の中で意識的に休息の時間を作ることは、ストレスを効果的に管理し、心身のバランスを保つために非常に重要です。休息は、単に何もしないことではなく、心と体がリフレッシュするための活動です。散歩をする、本を読む、音楽を聴く、または単に静かに瞑想することも、有効な休息の方法です。

　

心育て塾のカウンセラーとして、皆さんが日々の生活の中で質の高い休息を取ることの重要性を理解し、実践していただけることを願っています。ストレスは避けられないものですが、適切な休息によって、その影響を最小限に抑えることができます。休息を取ることで、私たちはより健康で、バランスの取れた生活を送ることができるのです。休むことを恐れず、心と体に必要な休息を与えてあげましょう。