恨みと怒りでは自分を癒せない

ずっと背負ってきた　こんな感情

私のせいじゃない　私のせいかもしれない

あの人って本当に嫌い　

あの人だって私のこと嫌い

あの人のやったことも許せない

許せない私も許せない

正論だと思ってた　

勝つことばかり考えてた

いい人になることばかり考えてた

でも気づいたんです

そんなときの私って

醜い…

口から出る言葉も

態度も

あの人よりも

ずっと　ずっと　醜い

集まる仲間も環境も乱れていく

なかで

自分の弱さ　苦しみ　

浅はかさに目をやったとき

あの人もまた

苦しんでいた　

か弱くて　傷ついていた

ということを知る

あーこのまま

憎しみや後悔では

自分を癒せない

勇気を持って

自分自身の内側にある

ドアノブを回して

扉を開いたら

あの人は　

私と同じ苦しみを持って

生きて来たことを知る

私は

憎まれていたんじゃなかったんだ

私は恐れていただけだったんだと

わかったんです

そしてまた、

私は憎まれていたんじゃない

愛されていたんだ　と

わかったんです

そんな私は

私のすべてが

愛おしくなったんです